君たちは生き証人なのだ!

現役球児たちはもちろん、母校の球児を応援するOB、昔球児だった人生の先輩、これから甲子園を目指す少年野球クラブの子どもたち。そして・・最後に戦うことができず涙を流した昨年の高三球児たち‥

今年第103回大会が開催されたことは、この世のすべての球児たちに栄冠が輝いたのだと思いたい。

昨年は102回大会が中止となり、全国すべての高校三年生球児たちに甲子園の土をキーホルダーにしたものをいただいた。

阪神甲子園球場とプロ野球阪神タイガースの皆さまのはたらきかけでいただいたあたたかいお心遣い。

全国大会の会場が明石トーカロ球場である軟式野球部員の我が息子たちにも。

硬式軟式へだてなく高校球児なのだと言っていただいたそうだ。

届いた時は、野球を最後まで続けてきて本当によかったと少し涙していた。

【親としても感謝の気持ちでいっぱいです】

息子たちには、これを受け取った時の気持ちを

生涯忘れないでほしい。

そして

後輩たちが壁にぶち当たった時は、壁を上りきれるように手をさしのべてあげてほしい。

そうしてくれることを信じている。

このキーホルダーを持っている人たちは

だれもが恐怖と無念に戦いた世界的パンデミックの中で、人生の先輩方からのやさしさと思いやりを肌で感じた生き証人なのだから。

だからもう一度書く

生涯忘れないでほしい。

今年無観客だったが、甲子園球場で大会が開催されて本当によかった。 

♪栄冠がすべての球児に光る夏♪

夏の主役?小さな籠城者との対話

『お、おい!』大学生の息子(元野球部)が、バットで壁にかかっていた紙袋をつついた瞬間ぶーーーんと羽を広げて2メートル先の窓のカーテンへ。

『うわーーーーーー!!!』息子と二人で久しぶりに大声をだした

そして、寝室の窓側にある大型コピー機のトレーの中へ逃げ込んでいく。

『出ておいで!』私はバットを付きだし、そーっとコピー機に近づく。トレーの奥から長い触角がゆらゆら動いている。

『コピー機はアカン!ぜったいそこはアカン!すぐ出ておいで』トレーを覗き込んでみた。目が合った

しばらくお互いで見つめ合った

『出ておいで。ぜったいに、ぜったいに殺さないから…お願い出てきて』

祈るように声をひそめて…

すると触角が目の前に飛び出してきて、するっと窓のほうへ身を翻した。

一気に窓を開けて『早く!行き!』

するとぱっと外に出てバルコニーの壁に一瞬とまり、こちらを見て触角を動かして飛んでいった。

バーン!瞬時に窓を閉めた。『あーーーーーーやっといった』っとその場でへなへなと座り込んだ。

生まれてはじめてのゴキブリとの対話だった。

後で息子に聴いたのだが、まるで小さい子どもに言いきかせているようだったらしい。

そりゃそうだ。

大切なコピー機の中に住まわれたらたまったもんじゃない。仕事にならない。

殺生してコピー機の中で死なれても困る

仮に機械が動いて中で粉々になられてもいやだ。

というか、ゴ◯◯◯のコピーがたくさん出てきたらもっといやだもんwww

仕事道具の小さな籠城者にちょっと命を削られた気になった。

  【あぶら虫バット付きだし寝室へ】陽子

ごきぶり(油虫)は俳句では夏の季語。一句の主役になるなんて…(*_*)