伝達から伝承へ 2026.3.11

東日本大震災から15年。

今年も宮城県気仙沼市杉ノ下地区の慰霊碑に献花をさせていただいた。

はじめて気仙沼を訪れたのは2015年11月。

当時、気仙沼の新聞社三陸新報の記者をされていた玉谷誠一さんにご案内いただき短い行程の中、瓦礫や津波到達の跡が残る被災地を巡らせていただいた。

生々しい状況を目の当たりにし言葉を失い続けた。

そして、最後に案内していただいた場所が

93名の方々が眠る杉ノ下地区の慰霊碑だった..なんとも言えない悲しみが溢れた。

以前にも書いたがこの杉ノ下地区では震災前、毎年津波の避難訓練をしていたという。 

2011年3月11日地震が起こり、その後津波がやって来ることはこの地区の皆さんにとって想定内のことだった。

避難訓練で周知していた避難指定場所に行けば大丈夫だ!そんな言葉が飛び交った。

大丈夫!誰もが疑わなかった。

避難指定場所は標高11メートルの高台、しかしそこに押し寄せたのは高さ18メートルの津波。

安全だと思っていた場所、安全な場所と信じて疑わなかった場所で、、、

あの日から15年、15年という歳月は街の様子と人の心も変えた。

情報も多くなりその選択肢もふえた。

だからこそ言葉を掛け合うことが大切なのだという場面が多くなったと

感じているのは私だけではないはず。

はじめに言葉ありき

正しく伝言

しっかり伝達

して命の伝承へ 祈

地震直後から現在、慰霊碑の場所は変わっています。