ようこそここへ・・・木村陽子です。
10月22(土)西宮市長杯・日本サクドリー旗争奪第7回兵庫県親子ティーボール大会が西宮市甲子園運動公園で行われました。
この大会の目的は、ティーボールを通じて少年少女がお母さんと元気に触れあい、心身の健康とより良いコミュニケーションを図ること
同じグラウンドで、お母さんと低学年の子どもたちが一緒に打って、走って楽しくプレーをしながら改めて親子のきずなを深めることができるスポーツです。
少年野球とほぼルールは同じですが、ピッチャーから投げられたボールを打つのではなく、目の前に置いてあるボールを、止まっているボールをバットで打つのです。これが!意外に難しい!(笑)止まっているのだから簡単と適当にふったら空振りします。
私も9年前に、当時小学校3年生の息子といっしょにチームから出場させてもらいました。そのとき中々あたらず
空振りばかり。息子にこそっとどうしたら打てるの??と聞きました。するとひとこと
『ボールだけ見てたらいいねんで。打ったあともボールをみとくねん』私『わかった!やってみる』
そして打席に入り、深呼吸、、そしてボールだけを見つめバットを大きくふりました!すると!スコーンと体がねじれポーンと軽いタッチ!打てました!レフト前。ボールだけをみてた。すぐファーストに走り込みセーフ。
そのときにファーストを守っていた相手チームの子どもが『うわぁぁぁ風神雷神みたいなごっつい風がきたーー』と
叫んでいました。私、めちゃ本気ではしりましたから…すごい勢いだったと思います。ちょっとちょっと!
風神雷神ってあなた…
しかし、止まっているものを動かすって本当に力が要ります。力をいれるのではなく、力が要るということです。
力を抜く力も必要ですね。そして一途になること。これは物事を動かすことの基本の基本かもしれません。
人の心を動かすのも同じなのでしょうか、私は同じだと思います。自分のきもちをガンガンぶつけるだけでは
相手の気持ちはは動きませんものね。
押したり、退いたり、叱り、誉めるの匙加減が、子育てにも必要です。
ティーボールを子どもに教えてもらいながら、親子で力を合わせてバットをふったこと。そんな思い出を振り返りながら、今回は改めてご縁をいただき開会式と閉会式の司会を勤めさせていただきました。
開会式の中で、大会名誉顧問の株式会社日本サクドリー 井上輝美社長が『親孝行をしてください』という言葉を選手に投げかけておられました。そして・・・
二度と訪れない心の記憶の景色、今しか存在しない親子の景色をティーボールを通じて培っていただきたい.
とも。
止まったボールを親子で動かしたあのときを、思い出すことはできても、私はもういっしょにすることはできないな~歓声を聞き、プレーを見ながらちょっと羨ましく感じました。今ある子どもとの時間を大切にしよう。