- 過去に二台、一瞬にして、愛車をポンコツにしてしまった経験がある。
二台とも、私が放った言葉が原因とみられる。
一台はドイツ車で、最初は機嫌よく走っていたのに、ある日急に水温計がヒートアップ!修理に出して、しばらくは落ち着く。しかし半年と経たないうちに又!
なんだかイライラしてしまい『やっぱり日本の気候に合わないんだね。もう無理やわ!ドイツ帰ったら!』とハンドルをたたいて車庫から去った。
次の日乗ろうとしたら、エンジンがかからない!ウンともスンとも言わない。
結局販売会社に引き取りに来てもらいおさらばとなった。
その後のなんとも言えない喪失感は今でも忘れられない。本当は大好きだったから。
もう一台はそのドイツ車の後任車。
日本の中古車でなんでもその昔、刑事ドラマで大活躍した車だそうで、今となっては超プレミアム。でも購入当時は全く取り上げられておらず、激安で購入できた。
しかし、前のドイツ車のどっしり感が忘れられない私はその車がチャチに思えて仕方なかった。
そう思いながらも二年間お世話になった。ある時出先でバッテリーが上がり、その場で修理屋さんに来てもらう始末。なんとか応急処置を施してもらい、乗車帰宅。
『もう、古いからこんなことになるの?駐車場料金もばかにならないし、車要らんわ!』と言って車庫をあとにした。
次の日乗ろうとしたら、これまた全く動かない。希少な形で部品もない。結局廃車を進められ、さようならをした。
それから我が家は数年、車がない時代を過ごした。
その後、乳幼児だった子どもたちが小学校に通うようになった。そして少年野球チームに入り送り迎えやチームの配車など必要性を感じ安価で購入したのが今の車。
愛車『シーモ』←勝手に命名
早いもので息子たちは免許を取得できる年代になり、それぞれの道を歩んでいる。
今はこの(シーモ)がもう一人の息子のように思う。
エンジンをかける前は、シーモに向かって『良い子だね、格好いいよ』『ありがとうね』『今日もよろしくね』とハンドルからいろいろなパーツを撫でまくる。降車する時ももちろん!『よく頑張ったね。ありがとう!ゆっくり休んでまたお願いね』と撫で撫でヾ(・∀・`*)
ちょっと調子が悪いときもあるが、その時はは尚更よしよし( *´д)/(´д`、)する。
おかげさまで一番長く一緒にいてくれている。
最近はガソリン高騰で満足(満タン)な量を与えてあげられない、にも関わらずご機嫌に走ってくれるシーモ。
昨日は仕事の打ち合わせで奈良まで。帰りはシーモと藤原宮跡へ。ここでは地元の子どもたちが元気よくサッカーの練習をしていた。
シーモと藤原宮跡でしばらく時を止めた。
今月は免許の更新をした。もちろんGOLD!愛車シーモのためにも安全第一で丁寧な運転を心がけたい。
私の言葉で潰してしまった過去二台の車に関しては、本当に申し訳ないことをしたと思うと同時に謝意も伝えたい。今さらだけど。
『車にも愛の一声安全に』