歴史散策~西宮の花舞台~

雨の日のお花見はマイナスイオンがたっぷりです。前々回4月6日投稿でさくらの花への想いを綴りました。

今日はちょっとした歴史的観点から書かせていただきます。

西宮の市花でもあるさくらの名所と言えば夙川。約1600本の桜が咲きみだれ意味は違えど百花繚乱!いや、千花繚乱??!

それもよいのですが、今の私は、静かにひっそりと咲いている花を愛でたい気持ちにかられます。

ということで雨の週末兵庫県西宮市にある西宮神社(10日えびす福男選びでおなじみの)周辺を散策。

西宮神社の赤門沿い、南北にわたる道路の愛称は『えべっさん筋』

交通量がかなり多いのですが、それでもなんとなく

むかしながらの名残により、日常の喧騒から解き放たれた気持ちにさせてくれます。

 

そんな街の生活道路の一角大きな企業ビルの片隅にひっそりと立つ銅像傀儡子

傀儡子とは?

西宮のポータルサイト西宮スタイルより拝借↓↓↓

人形遣いの芸を持った人たちを傀儡子と言い、ふだんは西宮神社に仕え、各地を回って人形芝居を見せながらえべっさんへの 信仰を広めていったことから、全国にえびす信仰が広まっていったそうで、 この人たちのことを
えびすかきとも言いました。。

また信仰を広めるだけでなく、室町時代には宮中に呼ばれて芸を披露した記録もあり、娯楽の芸能としても広く知られていたそうです。
この芸能が淡路や徳島に伝わりより大きな人形を操る人形浄瑠璃として変化し、さらに大阪へ伝わってより洗練された文楽と呼ばれる人形芝居に発展して
いきましたが、発祥の西宮では明治時代には途絶えてしまいました。

ちょうど西宮神社の北側に位置する西宮市産所町はこの 傀儡子が暮らしていた場所。当時は散所の民と言われ、やはり

人形遣いの元祖などの芸能を生業とする人々が住み、西宮神社で庶務的な仕事をしながら芸を磨いていたとか

散所(さんじょ)→産所(さんしょ)

ということで産所町にこの銅像があるわけですね。

文楽発祥の地が実は阪神電車西宮駅周辺とは

さて、しっとりと雨にぬれた傀儡子像の桜

花ひとひら舞人おりる石舞台 陽子

あなたといっしょに歴史散策できたらいいな~

ではそろそろ今日はこのへんで

またあした…



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