『あなたは今、とてもしんどい時やろうけど、日々努力のみ。努力したことは後々必ず実を結びます』
私の目を見ながら色紙をかいてくださいました。
阪神淡路大震災から丸10年…
恩師でアナウンサーの春名祐富子さんが毎年、お花とカラーの先生と3人で主宰されていた震災チャリティーイベント
『花・色・そしてポエム』
震災から10年の節目にゲストとして
京唄子さんがおこしくださった時のことでした。
当時私は産後から仕事復帰はしたものの、出産前のように仕事をばりばりこなすことが出来ず、落ち込む日々を送っていました。
この大切なチャリティーイベントでさえも赴くことをためらったぐらいでした。しかし、、
師・春名先生から『陽子ちゃんこんなことはね。誰でもできることではないの。したいと思っても、想いがあってもできない方がほとんどなのよ』と背中をおしていただきました。
このときの春名先生からの言葉が大きなきっかけにつながりました。感謝の気持ちいっばいです。
そしてステージでは朗読を、そのあとはゲストとご来賓の方々のお接待をさせていただきました。
無事に終演となり、ロビーでスタッフ共々ご挨拶をさせていただいたそのとき、、
京唄子さん自らそれぞれに言葉を贈りたいと言っていただき
書いてくだったのがこの色紙のお言葉。もちろん私だけではなく、先輩方や他のみなさんにも。その人にあわせてのお言葉。
そして写真もいっしょにどうぞどうぞと撮ってくださり『努力はな、見せるものでもないの。天才は見せない努力の仕方を知っているひとのこと』と私にまた声をかけてくださいました。
この色紙をいただき12年。いろいろしんどいな~と思ったときこの色紙の言葉を思い出していました。
4月6日 京唄子さんの訃報をニュースで知り、すぐにこの色紙を胸に抱きました。
たった一度だけの出逢いでしたが、大きな大きな宝物をいただきました。
心からご冥福をお祈りいたします。
人生は一期一会
たとえ一度きりの出逢いでも、
自分以外の人に対して少しでも前向きに明るくなれるような言葉をかけられる人でありたいものです。
今日もありがとうございました。
また明日…