今年、私が思いきって行動した事の一つとして記録したいのが
奈良国立博物館で11月に行われた第68回正倉院展に足を運んだ事。
これは実に一期一会そのもの。
奈良時代の聖武天皇ゆかりの宝物およそ9000件が正倉院に納められている中今回もたった64件の展示でした。
おそらく私のこの人生において、これをのがすと目にすることはできないだろう品々。
聖武天皇のお別れの儀式や、貴族の生活ぶりなどを間近に感じることができました。
個人的に奈良時代は地味なイメージがあったので、今回展示物などを見て、私はとても驚きました。
そのひとつひとつがとても華やかなのです。
聖武天皇の1周忌の法会に外に飾られた大型の染色幡大幡残欠は、色とりどりの華やかな織物、今の時代で例えると手のこんだパッチワークのようです(個人的主観です)高さはおよそ15メートル、大仏様と同じぐらいの高さだったそうですよ。
高価な板状の象牙を使った櫛 牙櫛は124本細かい歯を施したものが展示されていて
当時姫たちの長い髪の毛をこれですいていたんだと妄想を繰り広げました。
天皇の儀式、貴族たちの暮らしぶりを少し知ることができた正倉院展。次もいけるかな・・こればかりは
わかりません。この一瞬を大切にしたいと思いました。
なので記念に葉書を購入
たぶんポストインしない・・・コレクションにしておこう・・笑
さて、正倉院展観覧のあと、国立博物館周辺を散策!そこでお世話になったのが
モモデザインワークの菊宮健一さん。
菊宮さんとは15年前に神戸の地域FMラジオ局(FMわいわい)の番組で何度かご一緒させていただいたご縁です。
当時奈良からバイクで神戸まで通っていらっしゃいました。ま、出演番組がバイクの番組だったんですけどね
15年ぶりの再会!懐かしい話にも華が咲きました。私は当時からきくちゃんと呼ばせてもらっていましたから
ここからはきくちゃんと書かせていただきます。
まず、案内していただいたのが、奈良国立博物館敷地内にそびえるむくろじの木
根の張りようが半端ないですね。大きく延びるにはやはり根本がしっかりしていないとだめなんだなって・・
写真ではわかりにくいのですが、とにかく幹が空に向かって延びていました。木からかなり離れて撮影してもまだまだ画面に収まらないくらいでした。
次に案内をしていただいたのがおとなり興福寺・五重塔。来年は耐震工事のため国宝館は休館。阿修羅像などの国宝は春と秋2期に分けて仮金堂で公開される予定です。
お天気最高でした!秋晴れ!天晴れ!
前後しますが猿沢池→釆女神社も散策。悲しい恋の結末を水面に写した奈良の代表的な池。回りを柳が囲っています。柳は釆女の涙・・なのかな・・な~んて池の写真とりそこねました。あまりにも悲しい物語に涙したため・・笑
帝の愛が薄れたことを嘆いて猿沢池に身投げした釆女の霊をなぐさめるためにまつられた
春日大社の末社釆女神社。きくちゃんが外から撮影したものを拝借いたしました。
奈良国立博物館から近鉄奈良駅までゆっくり歩きました。奈良駅でお土産選び。
といっても西宮まで快速急行で直。一時間もかからないのにはびっくり!こんなに奈良が近くなって・・
これからもっともっと知っていきたいいにしえの街、きっと散策した歴女はみんな大和撫子気分です。
でもなぜだか懐かしい記憶をたどった街歩きでした。
たくさんナビゲートしてくださった菊宮健一さんありがとうございました。
皆さま最後まで読んでくださりありがとうございました。