偶然と必然の旅 熊本①

それは、一本の電話からはじまりました。
『陽子ちゃん!熊本へ行こう!』

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まずはじめに、この旅を企画し、私を熊本へ導いてくださった、一般社団法人日本パーソナルファッションカラーリスト協会 理事長 なかがわやすこさんに心からお礼を申しあげます。

熊本への旅、はじめてでした。でもご縁は深いのです。親戚がいたり、伯母や従弟の奥さまのふるさとであったり。

以前担当していたラジオ関西の番組で、ゲストにお越しいただいた
歌手の八代亜紀さんも熊本出身で収録の時にいろいろお話をうかがったり。

だから今回、はじめてだけど、はじめてではないような気持ちでした。

さて、そんな熊本へ11月13(日)朝に出発!大阪空港から1時間で到着!リムジンバスに乗って、まずは宿泊ホテルに荷物を預けに直行。ここまでは想定内の行動です。

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そしてここからが、俺たちの旅!ならぬ私たちの旅!何にも決めていない?どこにたどり着くのか~
とにかく、リムジンバスに乗っていたときに見つけた『熊本市現代美術館』へ

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特別展『ジブリの立体建造物展』へいきなり突入しちゃいました。
地元では出会えないであろう展覧会へ!今しかないと、、、

熊本に来てまずは美術館??

いやいやそれが、、私たちが、この街の歴史的建造物を学ぶ第一歩になったのです。この展開は
偶然のようで、実は必然だったのだと、あとから思えば思うほど感じます。

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ここまでは写真撮影OKでした。あとはNGでしたのでごめんなさい。

さて、ジブリを見ながら、この現代美術館内で《熊本城のこれから》という講演会があると知り、鑑賞を早めに終えて会場である美術館のライブラリーへむかいました。

この講演会で熊本城のシンボルが石垣であり、鯱瓦、鯱ほこではないということを知りました。
そのシンボルがかなりのダメージをうけてしまった今回の地震。

私は正直、熊本地震の映像で写しだされる熊本城の姿を見ながら《石垣だけでよかった》って思っていたのです。天守閣は無事そうだし、石垣だけだからたいしたことなくてよかった、などと。なんと浅はかな!

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お話を聞けば聞くほど、大変なことだと!石垣だから余計に復旧が難しい。

それと、もっと恐ろしいことは…

熊本地震が発生したのは夜。もし、昼間発生していたら、、、
お城の開園中に発生し、あれだけの石垣が崩れていたら、、、

たくさんの人が石垣の下敷きになり、行方不明者も多数出ていた。それもどれだけの方が、という把握も難しい。そうなると

文化財だのなんだの言ってられない。とにかく探さないといけない。
崩れた石垣の中を探しまくるしかない。

そうなるとどうするか?重機は崩れていない石垣を壊してルートをつくっていくしかない。

そうすると最初の1週間で文化財の大半は消滅していただろうと言うことでした。

石垣が崩れることの危険。これはあり得ることですが、
いざ、崩れたときに壊れていない石垣の保護をする方法がないなんて。

重要文化財の保存。今までは観光と活用のバランスと共存。
これからは文化財としての保存をしながら、安全性をどう向上するか

今後の復旧の課題ですね。これはどこの文化財にも言えることです。

講演会のあと、夕暮れ時でしたが、とにかくこの事実をこの目で確かめようと、すぐに足をお城へ向けました。

加藤清正公が祭られている加藤神社から見える天守が一番近い

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小天守。この写真ではあまりよくわからないかもしれませんが、お城の建物自体はほぼ無傷。しかしよく見ると瓦と石垣が崩れています。
加藤神社から撮影

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大天守の中の展示物もほぼ無傷。何一つ、崩れることなくそのまま残っているそうです。
石垣はほとんど上の方が崩れています。

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立派なお城でした。黄昏時の天守閣を見て涙がでました。

加藤神社の前

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熊本城の完全復旧を遂げるのは20年はかかるのだとか。20年目標!
もしかしたら、もっとかかるのかもしれない。でもこの目標を達成し、
次の世代にきちんと引き継ぎをしたいと言われていた。

熊本城の復旧が熊本の復興につながっていくのかな。
一心同体だ…

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とにかく前へ‥…つづく

ようこそ!先輩!YOKOの先輩!

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学校の先輩・仕事の先輩・子育ての先輩・習い事、お稽古ごとの先輩・・ちなみに親戚は人生の先輩だらけです。
秋になってそれぞれの先輩とお話する機会をたくさんいただきました。

自分の立つ位置がわからなくなった、物事がうまく運ばなくなった、今まで、出来ていたことができなくなった、
そんなとき、ちょっと緊張するけれど、先輩にうちあけてみると、なぜそうなってってしまったのかがわかることが多いです。

なんだろう・・先輩方に共通して言えることは聞く力の凄さ。
私「こけて、膝をけがしました」そこで先輩は「あら、大丈夫??気を付けなさいね。ところであなたは、なぜこけたの?」ではないんですよね。

もっともっと前のこと、それも全く関係ないことを聞き出す。もちろんこけたことに対しての充分なねぎらいの言葉は、くださいました。

そして「前さ、あなたこんな食べ物がすきだったけど、今もよく買って食べるの??」「どうやってアレンジして食べるの?」「私はこうするんだけどあなたは?」などなど途切れることなく投げ掛けてくれる。

結果、食べ物から体質の話になり、体のこと、脳の働き、運動能力のことに話が展開。いろいろ思い出しながらこちらも話していくうちに、自分がなぜつまずいたのかがわかってきました。

これが例えば「あなたはこうしたから、つまずいたんじゃないの?」だと、自分も納得できないままの空返事でしょう。とにかく聞き出してしゃべらせる。これが聞く力のすごわざかも!

聞く力・・なかなか容易ではありませんね。
聞き上手は話上手なんて言葉がありますが、まさに!インタビュワーは聞き上手ですが、お話上手でもあります。

私はこんな仕事をしながらインタビューが得意ではありません。いつも悩みの壺にはいる要因です。
そんな私にラジオパーソナリティーの先輩がフリーアナウンサーでエッセイストの阿川佐和子さん著書を紹介してくれました。抜粋して掲載させていただきます。

「聞く力」日常生活のインタビュー力は お見合いが予行演習?!
今の若い男女の皆様はあまりお見合いをすることはないらしい。そのかわりに合コンがあるんですよね。合コンこそ
インタビューの絶好の訓練の場と言えるでしょう。しかもゲストは複数いる。同じ質問を目の前の三人にむけて投げ掛けてみると、その答え方のちがいにそれぞれの人柄が現れておもしろいかもしれません。どういう聞き方ををすると、どんな答えが帰ってくるのか。どういう言葉遣いをするか。どういう仕草をくっつけるか。反対に先方はどんな質問をしてくるのか。ぜひともじっくり観察していただきたいものです。

今さらお見合いも合コンもムリかもしれませんが、その人に興味をもって聞く
これがポイントと考えます。

さすが先輩!おそるべし先輩です。教わることは多いですね。

最後に写真のこと。

 

これは西宮のさくらFMでお世話になっている先輩おしなさんからいただきました。となりのさをり織りは
私の勝手気ままな作品??です。
先輩・・・・人生において、なくてはならない存在ですね。

あっち!こっち!スコッチ~!!

ようこそここへ・・・木村陽子です♪ウィスキーはお好きでしょ~♪

ウィスキーを知ったのは幼稚園のころ・・
父が会社の方たちを自宅へお招きしたときに、お土産として持ってこられたことがきっかけでした。

当時の私にとっておみやげ・・というと父が会社の帰りに買ってきてくれるお菓子のこと(笑)
なんだこのおかしな形をした飲み物は?母に聞くと、「大人のジュースです」って・・たしかにな~

大人になって、アルコールがのめるようになって最初に味を知ったのも、実はウイスキー。
自宅のサイドboardにいろいろな種類のスコッチウィスキーがあったのと、従兄弟がバーを展開したこともあって、しょっちゅう通っていたからです。

それからビールで酔ってウィスキーでさめるという体質になり、二次会から目覚める女と言われるようになりました。

子育てもあり、最近まではしばらくアルコールを控えていましたが、つい先日、久しぶりにウィスキーに心踊らされるイベントに参加させてもらいました。

琵琶湖ウィスキークルーズ  写真(ビアンカ号より琵琶湖を眺めて)

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豪華客船ビアンカ号に乗って5時間のクルージングの中でウィスキーの試飲やスコットランド料理や音楽、文化を楽しむイベントです。主催はウィスキー文化研究所(JWRC)

なんといってもこのイベントの目玉は作家でウィスキー評論家の土屋守さんのトークショー!スコットランド料理のこと、スコットランドの音楽についても楽しくしていただきました。

今回は船の上でいただいたスコットランドのお料理について書いてみました。

スコッチエッグやスモークサーモン、フィッシュ&チップス、デザートはマッカランクラナカンなどスコットランド料理を堪能できました。オードブルだけでもゴージャスです

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マッカランを使用したデザート マッカラン・クラナカン 生クリームたっぷりのプリンのようなデザートに
たっぷりのマッカランーが混ぜこまれています。そして大麦で香ばしさをプラス。ラズベリーがトッピング!

スコットランドはべりー大国といわれるぐらいにべりーの宝庫なんですって!地元のラズベリーをこのようにトッピングするのが本場のスタイルです。

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フィッシュ&チップスはガッツいてしまい、ハギスは食べ損ね、写真撮影はできませんでした。
ハギスは羊肉の内蔵。ホルモンみたいな感じかな~なんて思います。ちょっとせんまいみたいな感じでしょうか

カレンスキンクスープもいただいたのに、撮影をわすれました。カレンスキンクスープはマレー湾の海岸東側 カレンという港町で伝統的に作られたスープ。スキンクとはエッセンスの意味です。

スープのメインは薫製にしたハドックという鱈。でも、日本にはハドックは生息していないため、今回はすけそう鱈を薫製にして、それをほぐしたものが入っていました。

白身魚,とくに鱈が大好きな私にとってうれしいメニューです。もちろんフィッシュ&チップスも同じですね
とにかく質素な暮らしのなかで生まれた心を満たしてくれる家庭の味、これがスコットランド料理の基本なのかな。

ウィスキーはコットランド料理に調味料としても使われているんですよね。羊肉の内蔵などかなり臭みのあるお料理が多いため、ウィスキーで肉の臭みを消していたとか。

いろいろと美味しく学ばせていただきました。
土屋さんと少しお話もできたんです。というかご相談ごと。

我が家に40年ぐらい前のウィスキーとブランデーがいくつか残っているのです。父が生前いただいたものを
しまいこんでいたんですが。それをこれからどう使えばよいか・・・

それはまたつぎのお話(笑)

スコットランドの詩人ロバートバーンズ、ロッドスチュアートのセイリングの誕生秘話などもお楽しみに・・・