小さい頃から父が『はいている靴を見たらその人の人間像がわかる』と言っていました。
『足下は見られている』
大手銀行員だった父が身なりの中で一番気を使っていたのが靴。母は父の靴をいつもぴかぴかにしていました。
父が生前よく話してくれた事
『営業時代、深々とお辞儀をした時に、先方のトップが汚れた靴をはいていた。
直感的に『この会社と取引するのはまずい!』と思った。案の定そこは2年後に破綻したんだ。』
支店長になり、部下の人たちには真っ先に自らお辞儀をし、靴を確認していたらしい。よごれていたらそっと部屋に呼んでヒアリングをしていたと聞きました。
足下の乱れは心の乱れ。
心の余裕がなくなると、気がまわらなくなるのが、足元のおしゃれとヘアスタイル。どうしても二の次なんですね。
大切に履く、扱う、手入れすることも、気持ちと時間にゆとりがないと無理ですものね。
足元をかためろ、足下をすくわれるな 父からの教えです。
そんな父の娘でありながら、危機管理もなにも備わっていない私だけどやはり靴だけはこだわる派です。
私事ですが、今日は新しい靴を履いて、新幹線乗車中
私の父にそっくりな私の息子の大学の入学式へ
ありがとうございました。
また明日……