8月13日投稿文「私が見た聴いた8月15日」
最後にちらっと出てきた五省を掲載させていただきますね。
五省は昭和7年、当時の海軍兵学校長 松下 元(はじめ)少将が創始したものです。
松下校長は、将来海軍将校となるべき兵学校生徒の訓育に意を用い、日々の各自の行為を反省させて明日の修養に備えさせるため、5ヵ条の反省事項を考え出し、これを日々生徒に実施させました。
その方法は、毎晩、自習終了5分前になるとラッパの合図を鳴らし、生徒はそれによって自習をやめ、机の上を片づけて瞑目静座し、当番の学生が五省を発唱し、各自心の中で反省するものでした。
幹部候補生学校となった今も、学生の本分に照らして自らを反省し一日を終えるため、良き伝統として五省を継承しています。
日露戦争後の海軍兵学校では、「シーマンシップにおける3S精神」が強調されていたと言われています。
様相が一変しやすい洋上において、全ての措置を円滑に実施するには、機敏(Smart(スマート))であること、着実(Steady(ステディ))であることが求められます。そして、スマートかつステディに行動するためには、命令者以外は静粛(Silent(サイレント))を保つことが求められています。
防衛省 海上自衛隊 幹部候補生学校のサイトより
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