学校の先輩・仕事の先輩・子育ての先輩・習い事、お稽古ごとの先輩・・ちなみに親戚は人生の先輩だらけです。
秋になってそれぞれの先輩とお話する機会をたくさんいただきました。
自分の立つ位置がわからなくなった、物事がうまく運ばなくなった、今まで、出来ていたことができなくなった、
そんなとき、ちょっと緊張するけれど、先輩にうちあけてみると、なぜそうなってってしまったのかがわかることが多いです。
なんだろう・・先輩方に共通して言えることは聞く力の凄さ。
私「こけて、膝をけがしました」そこで先輩は「あら、大丈夫??気を付けなさいね。ところであなたは、なぜこけたの?」ではないんですよね。
もっともっと前のこと、それも全く関係ないことを聞き出す。もちろんこけたことに対しての充分なねぎらいの言葉は、くださいました。
そして「前さ、あなたこんな食べ物がすきだったけど、今もよく買って食べるの??」「どうやってアレンジして食べるの?」「私はこうするんだけどあなたは?」などなど途切れることなく投げ掛けてくれる。
結果、食べ物から体質の話になり、体のこと、脳の働き、運動能力のことに話が展開。いろいろ思い出しながらこちらも話していくうちに、自分がなぜつまずいたのかがわかってきました。
これが例えば「あなたはこうしたから、つまずいたんじゃないの?」だと、自分も納得できないままの空返事でしょう。とにかく聞き出してしゃべらせる。これが聞く力のすごわざかも!
聞く力・・なかなか容易ではありませんね。
聞き上手は話上手なんて言葉がありますが、まさに!インタビュワーは聞き上手ですが、お話上手でもあります。
私はこんな仕事をしながらインタビューが得意ではありません。いつも悩みの壺にはいる要因です。
そんな私にラジオパーソナリティーの先輩がフリーアナウンサーでエッセイストの阿川佐和子さん著書を紹介してくれました。抜粋して掲載させていただきます。
「聞く力」日常生活のインタビュー力は お見合いが予行演習?!
今の若い男女の皆様はあまりお見合いをすることはないらしい。そのかわりに合コンがあるんですよね。合コンこそ
インタビューの絶好の訓練の場と言えるでしょう。しかもゲストは複数いる。同じ質問を目の前の三人にむけて投げ掛けてみると、その答え方のちがいにそれぞれの人柄が現れておもしろいかもしれません。どういう聞き方ををすると、どんな答えが帰ってくるのか。どういう言葉遣いをするか。どういう仕草をくっつけるか。反対に先方はどんな質問をしてくるのか。ぜひともじっくり観察していただきたいものです。
今さらお見合いも合コンもムリかもしれませんが、その人に興味をもって聞く
これがポイントと考えます。
さすが先輩!おそるべし先輩です。教わることは多いですね。
最後に写真のこと。
これは西宮のさくらFMでお世話になっている先輩おしなさんからいただきました。となりのさをり織りは
私の勝手気ままな作品??です。
先輩・・・・人生において、なくてはならない存在ですね。