アナウンス・ナレーション
『君は弾かなくていい!僕の手伝いをして』今でもそこに・・
11月17日 兵庫県川西市みつなかホール
今回は天才ピアニスト モナ・飛鳥さんのピアノリサイタルでの
アナウンス《陰》
仕事関係者の間では《陰アナ》という。
この陰アナこそが、この仕事の第一歩だった。
高校3年生の夏、ピアノ教室の発表会に
出演ではなくお手伝いをするように先生から言われる。
なんでなん?!とその当時は正直残念な気持ちで
当日を迎えた。
神戸文化ホール大ホールの舞台そでにアナウンスブースがあり
行ってすぐそこでプログラムを渡された。
マイクに向かって、ほぼ初見、いや初見!笑
プログラムナンバーと、演目、出演者名を読み上げた。
終演後先生からポチ袋を渡され、すごくよかった!助けてくれてありがとう!と
喜んでくれたことに、驚きをかくせなかった。
あの高3の夏がなければ今頃私はこうして
マイクに向かって声を出す仕事をしていない。
発表会から1年半後 先生は交通事故で亡くなられた。
この仕事をするようになって、時々
先生のことを知っている、音楽家の方々とお仕事をさせていただく。
空の上から引き合わせてくださったかな。
神聖なるステージの袖。
いつも何かに護られている。
厳しい・楽しい・おもしろい 三角関係
2019年9月23秋分の日
兵庫県立芸術文化センター神戸女学院ホールにて
田村稔子先生と森真弓先生、両音楽教室のコンサート
アナウンスを今年もさせていただいた。
田村先生とは、もうかれこれ15年のお付き合い。
ご自身のご活躍はもちろん
数々の生徒さんたちをコンクールに送り出し
結果を出させるという敏腕先生。
やさしいだけではなく厳しい方ですが、
可愛らしいところもある憎まれない方。
先生にこれを読まれたら叱られちゃうかも(笑)
とにかくプロを上手に気持ちよく使ってくださる。
プロカメラマンの植村耕司さんとの連携もとても大切。
カメラマンにとって生徒さんたちの晴れの舞台を写真におさめるにあたり、
プログラムの変更や順番が変わるなどの情報は重要。
それをわかりやすく伝えるのも、私の役目。
田村先生と植村さんとあーでもないこーでもないと
開演前から打ち合わせをして本番を迎えました
この三角関係がいつも重要参考人の役割を担う(笑)
仕事なのでお互いの立場から時には厳しい言葉を交わし合う
でも、やっぱり最後は楽しい三角関係…🎶
終演後田村先生を囲んで…カメラマン植村耕司さんと。
淡々と…意外に難しいです
6月15,16の2日間にわたり
バレエコンクールのアナウンと表彰式の司会をさせていただきました。
バレエコンサートはありますが、コンクールの仕事は初。
予選・決選合わせて2日間でおよそ500人の
アナウンスをさせていただきました。
バレエコンサートとは違い、客席には審査員の先生方がずらり、
無論、審査なので演技が終わっても拍手などもありません。
一見すすめる側も淡々とすすめているようですが
これがまた意外と難しいものなのです。
アナウンス技術の基礎を、試される現場でもあるのかな
と想いました。
『眠れる森の美女より〜〇〇のV』
『くるみ割り人形より〜…』
『エスメラルダより〜…』
『ドン・キホーテより〜』
『パキータより〜』『コッペリアより〜』
『アルレキナーダより〜』
『パリの炎より〜』
『サタネラより〜』そして『
『白鳥の湖より〜』
このように主なバレエ音楽の1節をおよそ500回聞いていたので
昨日は帰宅後もずっと頭の中をバレエ音楽が(笑)
しかしながらバレエ芸術を学ぶ若い皆さまの
お手伝いができて、本当に感激でした。
みなさまお疲れさまでした。
そして、アナウンスと表彰式司会に関して
お世話になった統括マネージャー様、舞台監督様、音響様、
スタッフの皆様ありがとうございました!